事業内容のご紹介
株式会社齋藤建設は都内を中心に、大規模オフィスビルや商業施設などの型枠工事を承っております。完成まで約1~2年かかるような大きな現場が多く、効率の良い施工を進めるため、スタッフ間はもちろん関連業者様と連携して仕事をすることを大切にしております。
型枠工事とは
型枠工事とは簡単に言うと、主に鉄筋コンクリート(RC造)の建物をつくる際に、コンクリートを流し込む前の型を作る仕事です。マンションやビル、商業施設や最近では住宅にも鉄筋コンクリート造は採用されております。
鉄筋で作られた建造物の骨組みに、コンクリートを流し込むため、ベニヤ板や金物を躯体の形状に形成、組み立てます。流し込んだコンクリートの硬化後、その型枠を解体すれば、建物の形が完成します。こうした型枠を組み上げ、コンクリートの建物を建てていく工事を型枠工事と言います。
技術が建物の質を決める
型枠工事の仕事は、建設業界でも重要な役割を担っており、高い技術と経験、精密さが必要となってきます。なぜなら、建物の基礎を作る仕事のため型枠大工の技術や建物の強度やクオリティを左右するからです。型枠工事の段階で省力化したり、ミリ単位でも狂いがあれば、強度や耐久性が下がってしまう恐れもあります。
正確な情報を見て正確な手順で、プロの手で考え造り上げるからこそ、質の高い建物ができるのです。
長年型枠に携わってきた知恵や技術
当社は、創業より培った様々な現場での経験があります。数ミリ単位に拘った丁寧な施工で、また現場が安全に作業を進められるよう試行錯誤してまいりました。その技術は、次世代の職人へと継承できるよう現場での教育にも力を入れております。
現在この業界ではシステム化が進んでおり、なるべく簡単に、機械化していく風潮もございます。しかし建物の複雑な形に適応するには、人の技術や知識・経験が必ず求められます。そのような業務に対しても必要とされる企業としてあり続けるため、社員一同、成長を惜しまず業務に励んでいきます。
型枠工事の流れ
おおまかですが基本的な型枠工事業の手順と流れを説明します。
拾い出し~加工材の作成
施工図から、柱・梁・床・壁などの寸法と形状を拾い出し、加工図を作成します。業務効率を上げるため、実際の業務を想像しながら図面から立体をイメージして作ります。
次に加工図をもとに、ベニヤや浅木の加工材を作成します。加工した材料は、資材運搬の担当が現場まで運びます。
墨出し~建て込み
墨ツボというものを使用し、型枠を設置する位置や方向等を特定する線や印をつける、墨出し作業をします。
そして墨の位置に合わせて加工材やパネルを建て込んでいきます。水平器などで型枠の位置を見ながら、ズレがないように確認しながら行うことが重要です。コンクリートの圧力に耐えられるよう、支保工や金物のチェックも欠かせません。
コンクリート打設
いよいよ型枠に生コンクリートを流し込みます。美しいコンクリート面ができるよう、打設前に型枠の表面を綺麗にしておきます。自分たちで作成した型枠によって、建物がカタチになっていく瞬間です。コンクリート打設中は型枠大工も立ち会って、躯体の精度を確認します。
型枠解体~完成
コンクリート打設後、コンクリートが固まって安定した強度が出たら型枠を解体していきます。丁寧な解体が終わったら躯体の完成、型枠工事の完了です。美しいコンクリートの躯体ができ、完成時は毎回、感動的な瞬間です。
このように建物の躯体をつくる型枠工事は様々な工程があり、それぞれ専門の職人が協力し合って作業を進めていきます。